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2012.06.30

温かみ

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    僕が中学まで住んでいた家は、お風呂は薪で焚きつけ、
こたつは掘りごたつの本当に古い家でした。
引っ越した今の実家も、まだ掘りごたつでお風呂も薪と灯油で焚きつけるタイプです。

この歳になると掘りごたつや薪で焚きつけるお風呂がある家はなんとも贅沢に感じ
掘りごたつの暖かさは“日本人らしい温かみ”があって、電気ごたつの暖かさとは違い、
母が寝る前に薪を一本入れておいてくれたお風呂は仕事を終え、
真夜中に帰ってきてもまだ暖かく、40℃に設定されたお風呂とは“温かさ”が違い、

ただ、小学校高学年~中学生くらいの思春期の頃はやはり
掘りごたつや薪のお風呂、シャワーがない家、ピンポンのない玄関などなど・・・
古い家に住んでいるというのはとても恥ずかしく、
そのうえ、そと水道の横のバケツの中に灰であく抜きをしているわらびの
あの汚く見える水は、食べ物とは思えず、
友達なんかに「なんか腐ってるぞ」って言われた時には、
ばあちゃんに「あんなの捨てろよっ」と本気で文句を言っていました。

今では、時間がたくさん経ったおかげか、田舎もんなのか、
わらびは大好物の食材の一つで、
毎日、父が採ってきてくれるわらびのあくをぬき、ランチのパスタでも使っています
(あさりと甘海老と立原高原のわらび)
この時期のわらび採りは、山の中で雑草や若い木が腰以上の高さになっていて、
とても見つけづらいそうです。
そんなこともあって、あと一週間くらいのメニューとなります。

小さい頃嫌いだった思い出のわらび、
文句を言っていたばあちゃんにあくのぬき方を教わり、
父が毎日、山で採ってきてくれるこのわらびには、
ビン詰めやパックのわらびとは違う
“温かみ”が僕にはあります。                                                                                                                                         
                                               シェフ


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