値下げします
2年前の今頃、チーズやバターなどの乳製品、その後パスタや粉、オリーブオイルなど油全般
今年に入り、海老などの魚介類、牛肉や豚肉などの食材
そして、ヒロッシーニのお弁当の容器やヒロッシーナのデリ容器など全てにおいて1.5〜1.8倍近く価格が値上がりました。
4月には消費税も上がり、止む無く今年の4月ヒロッシーニも値上げをすることに…
そんな最近ですが、(今更ですが)気づいたことがあります。
それは私のお店を支えて下さる有機野菜の農家さん達の野菜は値上げどころか3年以上前から価格は変わらず、その上勉強家な有機農家の生産者の方々なので、味は年々美味しくなっています。
逆に味も無いスーパーの野菜達が僕の買っている有機野菜よりも倍近い価格で売られていることもよくあります。
ヒロッシーニは沢山の野菜好きのお客様がお見えになります。20代から70代の方まで幅広い層の女性のお客様を中心にバーニャカウダや冷製スープ、ミネストローネに野菜を中心としたパスタなどを召し上がりに
ただ、例えばランチで言えばこの4月の値上げにより、ヒロッシーニの一番人気だったバーニャカウダが追加料金のメニューとなってしまったために一番手の出せない料理へと僕は変えてしまいました…
いつもお客様の求めていることに気をつけて仕事をしているつもりでしたが、結果私の考えは全然違う方向へと進んでいました…
よく飲食店の値上げについて、こんなことをお客様に言われます。
「値上げをするより、パスタを20g減らすとか、具を減らすとかそういうことのやりくりすれば…」
スーパーのソーセージを一本減らしお値段据え置きみたいな意味合いで…
例えパスタを20g減らしても、数円の原価は落ちますが、一人前を作る作業は変わりません。
「人を減らして人件費を抑えて、お金をうかせるとか…」などなど
色々なことを言われます。
ただ、スーパーの一本108円(税込み)の大根、100円の大根の価格と国が決めた8円の消費税
なんとなくわかりやすいものですが、飲食店の価格は正直難しいです。1000円のランチには、目に見えない色々な値段が沢山含まれているからです。
だからこそ、僕らなりにできる「やりくり」が、きっとあるはずだと思いました。
まずは安定した有機野菜や知り合いの野辺山の農家さんの野菜を中心にしたメニュー
そして明日も明後日も色々をことを模索しながらやっていくことにしました。
そんなことで急ですが、
本日より、ランチ価格が一年前に戻りました。
バーニャカウダを始め、沢山の美味しい旬の野菜たちを食べてもらうお店がヒロッシーニだと思っています。
そして、それがヒロッシーニの9年間の歴史だと思います。
わずかながらですが、お手頃価格に戻りました。みなさんバーニャカウダを召し上がりに足を運んで頂ければ幸いです。
オーナーシェフ 中山弘
ちなみに写真は¥1500の
『フェリーチェランチ 』の一例です!
朝採りの有機野菜バーニャカウダ
あさりとインゲンのパスタ
有機かぼちゃのクレームブリュレ
パン・コーヒー