りこぼう


 こんにちは。2回目のブログとなります。
前回の初採りのきのこの続きになりますがヒロッシーニで使う山菜のほとんどは私の父が野山を駆け回り採ってきます。

 まだ雪残る春のフキノトウに始まり、クレソン・タラノメ・山うどにせり・わらびに天然きのこ。
そして田んぼのたにしから千曲川の寒バヤまで・・・

 母いわく、お父さんもだいぶ年で身体も疲れてきてるけど
「ヒロシ(私のことです)のお店で必要なんだから」と
毎日の張り合いにしてるそうです。とてもありがたいことです。

この辺りでは直売所などでも山菜は買うことができますが
‘誰々が採ってきたもの’というのは扱う料理人にとっても、説明するホールスタッフにとっても
それを食してくださるお客様にとっても安心感に似たプラスのエッセンスがはたらくような気がします。

少しそれましたが、本題に入ります。
今回たくさん採ってきたきのこですが 学名ハナイグチ、佐久地方ではりこぼうと呼んでいます。
なめこのようなぬるぬるとしたきのこで、主に味噌汁やさっと湯がいておろし醤油で食べます。
さすがにイタリアンのヒロッシーニではパスタに使っています。

オリーブオイル・にんにく・唐辛子・アンチョビできのこをソテーし、茹でたてのパスタにからめます。
落ち葉にも似た山の香りとアンチョビのコクが秋色の味わいに演出してくれます。

短い期間のパスタです。ぜひ召し上がっていただきたい一皿です。
                                                 オーナーシェフ

そうそう! ちなみに次回のブログはホールスタッフの高島がやりたいと言っています。また後日に。

畑・季節

前の記事

初採り
畑・季節

次の記事

秋の日に