それでも限定100台
11月も近づき、脳みそがおせちモードになっている・・・
そんなことからか、最近レストランやホテルの作るおせちの広告が目に入ります。
明らかに業者から購入した既製品をカットし盛り込むだけの
そんなおせちが目につきます。
おせちの予約を受ける人、かまぼこ100本、伊達巻き200本
かにのツメ10パックなど発注を担当する人
あとは当日盛り込みをするパートさんやアルバイトがいれば出来上がる。
そんなおせち・・・ どこに料理人の必要性があるのか?
日本人は限定という言葉に弱いので、限定100台と書いてあるが
この手のおせちなら 12月の20日頃までに締め切った時点で、400台の注文があれば
かまぼこを400本にし、伊達巻きを800本にするだけのことで・・・
数の制限は必要なのか?
今年1月のネット販売のおせち事件もあり
今年、消費者はかなりきびしく考えていると思います。
11月 1日(火) 2011年ヒロッシーニもおせち予約が始まります。
今年も洋風おせち 2段重 ¥15000(税込)で作らせていただきます。
昨年は230台以上のお問い合わせをいただきながらも
限定100台ということで、沢山のお客様にご迷惑をおかけし
大変申し訳ございませんでした。
それでも今年も限定100台とさせていただきます。
今年のおせちの内容としては、3月の東北地方での震災のことも考え
わずかでも、東北地方の食材を盛り込めればと思っています。
わずかでも・・・?
ヒロッシーニのおせちは当然のことながら、防腐剤も一切使わず
毎年100%手作りのものを お重につめさせていただいております。
何か一つの食材を使おうと考えた時
まず一番最初に考えることが 日持ちのことです。
31日にお渡ししますが、当然31日の朝に仕込むわけでもなく
そのうえ、お客様もその日にすべて召し上がられるわけでもなく・・・
やはり一番は食べ手の安全を考え、日持ちのする料理にすること。
さらに加工の仕方(ローストや煮込み、燻製・マリネやタルトそしてスウィーツなど)
全体的に似たような味にならず、バラエティーもあり
食べ手の口が飽きないように考えて作りたいと思っています。
5年目のおせち テーマは “品質一定保持”
今年もヒロッシーニのおせちは限定100台。
しっかりと作ります。よろしくお願い致します。 シェフ