ほころび

夏本番を迎え、生ビールや冷やし中華ののぼりがいっぱい見られる時期になりました。
あの日本独特の駐車場にのぼりの光景は正直、僕個人的には異様に見え、勘弁してほしいのですが仕方ないことですね・・・
ただ夏は終わり、冬になっても
「冷やし中華はじまりました」の、のぼりが片づけられていないお店はどうかと思います。

他にも、もう何ヶ月以上も前に終わったイベントのポスターがいつまでも貼られているお店や
もう10日くらい経つのに、カレンダーは先月のままだったり、
調理場でタバコを吸っていたり・・・
そんな「終わっているお店」を見ると、とても残念です。

先日フェイスブックで優子さんのフラワーアレンジの投稿をしました。
200人以上のいいね!をいただいたその翌日です。
常連の女性のお客様よりこんなメールが届きました。
「こんにちは。いつも美味しく楽しい時間をありがとうございます!
言おうか言うまいか・・・悩んだのですが・・・申し上げます!
窓際のプランターのお花が・・・だいぶお疲れのようです・・・。
野草が元気みたいです。そろそろお手入れか入れ替えがよさそうですよ
すでにお手配済みでしたら、ご容赦くださいませ!」
との内容でした・・・
理由はともかく、うちも先に書いた「終わっているお店」になっていました。

きれいにアレンジされた花の向こう側は枯れ果てた花たち・・・。

ヒロッシーナのオープンでバタバタしているという自分の勝手な都合で
甘え続けてきたこの数ヶ月がこういった形で現れてきています。

他にも、ヒロッシーナオープンというとても大きな出来事が
あったにもかかわらず、全く書かなくなったブログや
やっつけ的なフェイスブック投稿
1ヶ月以上変わらぬデザートやマンネリした魚や肉料理
そして旬の野菜を使っているとは言え、新しさや工夫のない昨年とまるっきり同じようなメニュー
店内のそうじにおふくろに任せっきりのお店の畑
スタッフは増えているにもかかわらず、大切なヒロッシーニの考え方などしっかり伝えていないことなど・・・

書き出すと恥ずかしいくらい沢山あります。
そして本当にこの2つ花が今のヒロッシーニのすべてだと思います。
この枯れた花の様な残念な一面を見て静かに消えていかれている
沢山の見えないお客様たちがいることに気づかず・・・
ヒロッシーニ・ヒロッシーナに対し、嬉しいことを言ってくださる
きれいに飾られた花のようなお客様だけを見てきたこと、

とりあえず、一つ一つしっかりと解決していかなければならない状況です。
                                           シェフ

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