ぶどう畑にて

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先週の日曜日、小諸のマンズワイナリーの収穫祭に高島が行って来ました。「一緒に行きませんか?」っと誘われていましたが、別の予定が入っていたので僕は行けませんでした。
収穫祭は、すごい人で!すごい盛り上がっていましたと高島が言ってました。
本当にこの数年で近くに沢山の素晴らしいワイナリーができ、それに伴いワインのイベントなども増えて、とても嬉しいことです。

そんな先日の日曜日、僕は家族みんなで上田市にある宮原農園に行って来ました。
宮原さんは洋梨の世界ではかなりの有名な方なのですが、洋梨だけでなくりんごやプルーン、ぶどうなども作る生産者です。

そんな宮原さんとは、ヒロッシーニを開業する前の、まだ勤めている頃から、お付き合いをさせて頂いていますので、もう14年になります。

毎年決まって10月の最終週の日曜日に宮原さんのぶどう畑に行きます。
お店のデザートに使うりんごや洋梨、お世話になった方への贈り物を買わせて頂きに…

収穫を終えた広いブドウ畑の中には、ポツンポツンと紙に包まれたブドウが少しづつですが、いつも残っています。
「ヒロッシーニさんの分とっといたよ」っと毎年毎年奥さんが言ってくれます。

宮原さんは、十種類近いブドウは作っていますが、どれもしっかりとした凝縮感と甘さがあり本当に美味しいです。

その中でも、僕はスチューベンが大好きです。ここ数年注目のロザリオビアンコや秋クイーン、シャインマスカットも美味しいのですが、それでも僕はスチューベンが大好きです。なんとなく宮原夫妻の人柄を感じる優しい味がするからです。

写真は、ゴルフのカートを改造した車です。ようやく歩き始めた頃から、この車に乗って大好きなフルーツを食べながら、ぶどう畑にりんご畑にと走ってもらうのが子供たちはとても楽しいみたいで、秋の収穫の一番忙しい時にホント申し訳ないと思っています。

そんな宮原さんも体調を崩され、今年は畑では会えないものと思って出かけたのですが、あのカートに乗って今年も来て下さいました。
本当に本当に嬉しかったです。
がその反面、もうそれなりのお年です。正直あんまり無理はしないで、ぼちぼちとやっていってほしいとも思いました。

そんな宮原夫妻の作るスチューベンが僕は大好きです。優しい味がするからです。          シェフ