『安売りでない理由…』

こう暑いと食欲も無くなるからパスタとかではなく、お蕎麦やお寿司屋さんに行くのかな…?

っと先週の投稿では書きましたが、本音は…
なんてことはなく、やっぱり忙しい繁盛店は季節や天気、立地などに左右されず いつも忙しいのです
そこには繁盛店の理由があるからだと僕は思います

先週、7月はどうしてもヒマな夜が多く…
そんな7月をどうにか乗り切るためにと
ディナーコース¥3800を
facebookをご覧になったお客様で、平日限定ですがご予約を頂きますと¥3800のコースを¥3000で提供させていただきます!
っとそうな投稿をしました。
(7月末までやっています。詳しくは先週の投稿をご覧ください)

おかげ様で投稿をしたその日から、「facebookを見まして」という電話が鳴り、facebookなどはやっていないお客様のご来店もあり、その日は予約ゼロから結果満席になることできました!

その翌日も週末も3連休もほとんど予約が無い状態でしたが、昨日までおかげ様で満席で終わることができました!
もちろん、facebookをご覧になってのお客様は全体の2割程度で、ほとんどのお客様はSNSなどはやっていないお客様なのですが…

そんな投稿をしていながら、とても矛盾した話になりますが、やっぱりネットの時代とは言え、日々ご来店して下さる8割近いお客様はネットなど関係ないお客様が多く(特にリピーターのお客様は…)

お店をオープンして12年、facebookを始めて5年くらい経ちますが、僕はそのくらいのバランスでいいんだと思っています。
あまりfacebook投稿やネットで
集客が左右されるお店では経営は厳しいと思うからです。

それなら投稿しなければ!
っと不快になる方もいらっしゃるかと思いますが、やっぱり今月は予約帳はほとんど真っ白な状態で、なんとかしなければいけない状況でした。
自分のお店がヒマだ!なんて経営者としては当然隠したいことであり、この投稿はお店にとってとても恥ずかしい投稿なのです。

お店を長くやっていると、昨日までヒマだったのに、突然集客がガラッと変わる瞬間がよくあります。

例えば、このままでは売り上げも集客もまずい!と夜中までスタッフみんなでミーティングをし、みんなが一つになって頑張ろう!っと決意した翌日から
神社にお願いをしに行き招き猫をお店に置いた日から
3年程前は(実話です)本当にお店が厳しくてお店を閉めようと決めトイレに『居抜きでこのお店を売ります』と張り紙をした日から
などなど…

結果は1カ月2カ月と経ってから『あの時の!』みたいに思うことなのでわかりませんが、今回はそれを狙った訳ではありませんが
それでも、この状況を打破する『きっかけ』になればと願をかけているのは確かです

投稿をした日から、毎日「facebookを見て」と電話がなります。
「あのコースを¥3000で食べれるなら!」とうれしそうに電話をかけてくるお客様もいますし
「ヒマだって書いてあったから会社の暑気払いや送別会」など10名様くらいの団体を持ってきてくださる常連のお客さんや家族やお友達と一緒に2回もご予約を入れて下さる常連さんなど…
色々な理由でご予約を下さる方がいます
あの真っ白な予約帳が少しずつですが埋まってきています。

長い目で見た時にお店は、いつも変わらぬスタイルで、毎日安定した仕事と集客、売り上げをキープしているのが理想です。

それでもお店は人間と同じで、弱い時やうまくいかない時もあります。
誰かに声をだして助けてほしい時があります。
また矛盾した話になりますが
そんな時に助けてもらえることは本当にうれしいのです

「そんなの安売りじゃん」と言う人もいると思いますが、ちょっと違います。
厳しい時にに助けてくれる人への感謝の気持ちを先に投稿の場で書いてお礼をお渡ししているのです。

誰かに何か助けてもらった時、お世話になった時に、お礼に食事をごちそうしたり、お酒をあげたり菓子折りを渡したり…
そんな場面があります
今回は順番が逆になってるだけなのです。
飲食店は人との付き合い方と同じだと僕は思っていつも仕事をしています。

先日ランチにご来店されたお客様が、友人のご結婚のお祝いの会で、この企画をわざわざウチで都合を付けてご予約してくださいましたが、結局スケジュール的に厳しくなり、8月に入ってしまうことになりました…
8月でも僕らはこのお客様には、同じようにやらせていただくつもりでいます
それは、お店は人との付き合いと一緒で、その気持ちがいちばん大切なことだと思うからです。

ヒロッシーニは2〜3割のネットを見ているお客様と7割近いネットを見ないお客様
そのすべてのお客様に大切にされ、日々支えられているのです。

結局最後も矛盾していますが…

毎日暑い日が続きますが熱中症にはお気をつけください シェフ

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