Chocolate for peace

  
もう5〜6年になりますが、毎年2月最初の日曜日は、佐久平駅を挟んでちょうどヒロッシーニの反対側(佐久平駅浅間口)の隣、東横インさんの一階にある『元麻布ギャラリーさん』にバレンタインのチョコレートと絵を買いに行っています。

ヒロッシーニのオープンの時期と重なっているだけでなく、そのチョコレートと毎年展示されている絵にはきちんと意味があるため、僕の中では欠かすことのない一年に一度の日となっています。

『Chocolate for Peace』 

2016.2.4〜2.14

写真のチョコレートはJIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)が活動しているチョコレート募金です。

最近知ったのですが、2006年ヒロッシーニのオープンした年と同じ年から始まったバレンタインの募金キャンペーンで、イラクのがんで苦しむ子どもたちが花を手に取り描いた絵が六花亭さんの協力をもとにチョコレートとなり、一つ500円で売られています。その500円のチョコレート代のおよそ8割近く約400円が募金となって、イラクの小児がんや白血病で苦しむの子どもたちの医療支援やシリアの難民キャンプでの妊産婦の支援、そして福島の子どもたちを放射能から守る活動にも使われています。
例えば、イラクの子どもたちのがんや白血病の話でなく、日本でもがんや白血病で苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。遠いシリアの話でなく、身近にも同じように苦しんでいる人たちがいます。私たちの目の前では色々な募金活動が毎日行われています。

それでも僕は毎年同じように4種類のチョコレートをここに買いに行きます。

それは他の募金や支援金に興味がないわけでもありません。決して募金ケチでもありません。

そこにはきちんと熱意と愛を持った窓口があるからです。
昨日はギャラリーの担当者の大谷さんと(女性の方です)久しぶりに1時間くらいお話をさせて頂きました。

「このチョコレートの絵(缶の絵)を描いた女の子は12歳でがんを患っていて化学療法受けていた。2014年8月3日銃声が聞こえ村は「イスラム国」の戦士たちに襲われた。逃げ遅れた人々は捕まり改宗を迫られ、拒むと殺され、女たちはレイプされ性奴隷として売り飛ばされた…

この12歳の少女はともかく病院のある町を目指して逃げのび助かりました」…
大谷さんは、「例えばここにあるチョコレートを自分のお金で全部買うことはできます。だけどそれは違うのです。自分で100個買うのではなく、一つだけでいいから このチョコに込められた願いを知ってもらって100人の人たちに買ってもらえれば…」と話されていました。

僕は決して募金ケチではありません。コンビニのやる気のない兄ちゃんのレジ横にある募金箱や時々家にやってくる怪しい募金集めには一円も払いたくないだけなのです。
もし僕が女性なら、バレンタインにはスーパーやコンビニのチョコでなく、ましてや高いブランドチョコでもなく、こんな想いのこもったチョコレートを大切な人に贈りたいものです。

今年も変わらずバレンタインデーには、この4つのチョコを自分の子供たちとにあげます。空いた缶間は飾ったり薬入れやピアス入れにします(^^)
そして、チョコレートと一緒に今年も素敵な一枚の絵に出会うことができました。

とても素敵な絵で気に入ったのですが値段が書いてなく、さすがに高かったら諦めようと恐る恐るお聞きすると僕でも買うことができる絵でした。

大谷さんにこの絵のお話を聞くと、この展示されてる絵は商売目的ではないのそうです。この絵を描いたおばあちゃんは障害を持っている方で、ただそれでも気に入ってくれる方がいて絵が一枚売れると、そのお金で大好きな絵を描くための絵の具代になるそうです。

このおばあちゃんは必ずきちんとメイクをするおばあちゃんで赤い口紅が大好きだそうです。そんな素敵なおばあちゃんが描いた絵だと思うととても嬉しくなります。

まだ14日まで展示はされています。ぜひ見に入ってほしいです シェフ

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