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2012.02.29

三寒四温

先日まで春のような暖かい日が続いたのに、今朝は大雪です。
せっかく雪が溶けたのに・・・
スタッフも今年一番の雪かきだと言ってました(タカシマ)

同じくその先日の春らしい日のおかげで先週フキノトウを採りました。
初採りです。今年は例年よりも一週間早かったです。
ここのところランチやディナーにそのフキノトウを使って
能登の寒ダラと春キャベツ・初採りのフキノトウのパスタを
提供しています。

実は私はこのくらいの中途半端な季節が好きです。
真夏や真冬ではなく、冬が終わり春になりそうな
春から夏になりかける頃のような季節の変わり始める頃が。
料理では冬の代表的な寒ダラがまだ届いていて、でもフキノトウが出てきはじめる。
皿の上に2つの季節が盛りつけられるそんなところが好きな理由です。      シェフ

ちなみに今日で1ヶ月以上続いた6周年祭も終わりになります。
たくさんのお客様にご来店いただき、大いに盛り上がりました。
本当にありがとうございました。
そしてせっかくご来店いただいたのにご入店できなかったお客様
大変申し訳ありませんでした。

2012.02.23

3月のお休み

毎週日曜日と
4(日)・5(月)・6(火)を厨房の防水工事のため3連休をいただきます。
21(水)は18(日)のお子様連れの日(ご予約制)で営業のため
振替でお休みします。
20(火)のディナーは急で申し訳ありませんがお休みします。

2012.02.20

愛犬ベイブ

10年くらい前に聴いた朝のラジオの話しです。
だいぶ昔のため私の記憶も確かでなく、どこか勝手に脚色しているかもしれませんが・・・

男性の方から届いた手紙でした。
「うちには私と妻と愛犬ジョン(仮名)の二人と一匹暮らしです。
子供は欲しかったのですが、なかなか恵まれずそんな我が家にも待望の赤ちゃんができました。
が、妻もそれなりに高齢になっていたため出産はむずかしく
そのうえ、お腹の赤ちゃんもとても弱く死産の可能性もあるということで
今回は諦めた方がよいのではとお医者様にも言われました。
それでも私たちは出産すると決めました。

○月○日とても危険な状態が続きましたが無事に女の子を出産しました。
私たちはとても喜びました。
夕方、妻の入院用の着替えを取りに家に戻ると愛犬のジョンがとても安らかな顔で眠るように死んでいました。
ずっと子供を欲しがっていたことや妊娠して大きくなったお腹を二人でさすっているところ
そんな色々をずっと見てきた愛犬ジョン、多分私たちの赤ちゃんのために自分の命を引きかえにしてくれたんだと思いました。」

昨日、2月19日 うちの愛犬ベイブが死にました。13歳でした。
家族みんながそろう日曜日、久しぶりにやわらかなあたたかい日眠るように死んでいました。
家族みんなで沢山泣きました。家族みんなでお墓を作りました。
春になると沢山花が咲く、陽の光がいちばんあたる場所に
みんなからの手紙と家族の写真、花束、そして大好物の食べ物を入れて庭に埋めました。
2月19日の花は“ストック”花言葉は“安らぎのまなざし”
そんな日を選んでうちの愛犬ベイブは永眠しました。

13年という時間は私たちにとって、とても長くかけがえのない大切な時間でした。
                                                       シェフ

2012.02.14

畑にて

一昨日の日曜日、御代田の縄文ミュージアムへ
「スイミー」などの訳者で詩人の谷川俊太郎さんご本人による
絵本と詩の朗読会があり、子ども達とスタッフみんなで出かけてきました。
「もこもこもこ」や「これはのみのぴこ」などの楽しい絵本の朗読で
子ども達は大興奮。
そして代表的な詩(生きる・遺言・朝のリレーなど)を静かに朗読され
さすがにご本人の朗読となると、心に何かおいていかれたような
じーんとくるものがありました。

引き続き 第2部として谷川俊太郎さんと
佐久市望月の職人館の館長でもあり
料理人の北沢正和さんによる対談
“縄文にさぐる詩心・食べ心” を聞いてきました。
北沢さんが常々言われる 「食養」 という信念。
その食材の一つとして 「身土不二」 
人間も含めて地球上の生き物は土から育った植物を食べて
生きているから、動物も人間も間接的には土を食べて生きている(~途中省略)
その食養のためには良い土壌で育てられた、昔ながらの農法
有機肥料、無農薬野菜そして野山に自生している山菜などを食べること。

私も料理人としてまだまだ未熟ですがこの北沢さんの
食に対する考え方には共感します。
その地で採れた食材を食していた縄文の食。
土からどんどん離れていく現代の食。
考古学的ではなく、一料理人として貴重な対談を聞かせていただきました。  シェフ

 「畑にて」   ・・・これは望月の北沢さんの畑で谷川さんが作られた詩だそうです。

畑にて    

泥んこの中から生えてきて
なんで大根はあんなに白いんだと言ったら
土の下から人参がわたしは赤いのよとのたまう
そばでアスパラはほんのり薄緑
日の光はもちろんお喋りなんかしない

そよかぜにくすぐられてヒトはほほ笑み
許されるままにアスパラをつまみ食いして

原子レベルで考えればこれは共食いじゃんかと
頭の中でらちもないことを思っているが
そんな頭はみみずにはまったく無用の長物

地面ていうのはもともとでっかいお皿で
上には食べきれぬほどの御馳走がてんこ盛り
人生は意味において不可解だとしても
味わいにおいては泣きたいような美味しさ
流れ星がゆったりおれたちを見下ろしている

大根も元をただせばビッグバンから生まれてきて
なんやかんや枝分かれして今や我らは人間
愛の究極は食うことだと手前勝手な理屈こねつつ
いくつになっても大地の乳房にむしゃぶりつく
(そんなこと言えるのも言葉あってこそ)
だが畑をぶらつくこの恵みのとき
言葉はアタマを通らずカラダに直結
ああとかおおとかうーんとか口ごもるだけ
かそけく都市に毛根を下ろすおれたち
せめて大根のごとき確かな脚をもちたいと願う

                              谷川俊太郎

2012.02.03

アダッチーニ

アダッチーニこと足立伸哉。
私が高校を卒業して就職したホテルに一年おくれて入社してきた一つ年下の後輩です。
かれこれもう20年の付き合いです。
単純に時間だけで考えると私の人生の中で一番一緒にいるんじゃないかなっと思います。
特に独立してからのこの6年は毎日12時間以上顔を合わせ
そのうえ、休みも日も一緒に遊ぶことが多い。
そんな存在です。

昨日の朝は佐久平も真っ白に雪が降り積もり、
アダッチーニは遅番の17:00出勤でしたが、
朝の7時過ぎにはテナントビルの(6店舗の共同駐車場)の雪かきを
タカシマとタケちゃんとやっていました。
そしてその後、“ヒロッシーニ6周年おめでとう”のケーキを作り(写真)
私が出勤する前にスタッフ一同からのお祝いの花を手配し
仕込みをしながら待っていてくれました。
そして「おめでとうございます」を言って、コーヒーを飲んで帰っていきました。

雪が降ればシフトに関係なく、みんな朝早く来て雪かきをすませ
いつもの時間には仕込みを始める。
大雪ならディナー出勤のスタッフも雪かきだけに来てまた帰る。

そんな感じのスタッフ達です。
その筆頭がアダッチーニこと足立伸哉です。
                                                   シェフ

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