同級会
“お盆休みに同級会” という予約が今年もだんだん入ってきました。
ヒロッシーニの場合、50代~60代のお客様の
同級会が多いです。
この仕事をしていると当然ですが、正月休みやお盆休み、G.Wなどはありません。
土、日も当然仕事。毎日の仕事を終えるのも22時~23時頃。
明らかに一般の人たちとは生活が違います。
中学や高校の時の地元の友達とは、社会人になってすぐに、
この時間とのギャップで遊ばなくなり、もう20年以上経ちます。
同級会の通知が届いても、お盆休みでは当然欠席にマルをし、
なんとか都合のつきそうな時でも、これだけ時間が空いてしまうと
なかなか・・・やはり欠席にマルを付けています。
(これは自分の性格上の問題で、飲食業すべての人のことではありません)
3週間ほど前、保育園から中学校までクラスが一緒だった同級生の女の子が
お母さんとランチに来てくれました。
こんな時によくある、あいさつの最後に「今度飲もうよ」と声をかけ、
当然「そうだね」と言われながらも実現はせずに終わっていく、そんな感じで話しました。
が、社交的な彼女のおかげで実現し、
昨日、3人で(男×2 女×1)小さな同級会をしました。大人になって初めて飲むクラスメイト。
正直、当日までめちゃめちゃ緊張していました。(これも自分の性格上の問題ですが)
結局、顔を合わせた途端に、そんな気持ちは吹っ飛び、
子供の頃のあの頃に戻りました。呼び方も笑い方も仕草や色んなことが。
今はそれなりの仕事をし、それなりにきちんと家族をもって、それなりの立場で生活をしています。
でも、そんな立場を忘れて、みんながフラットで本音で話ができるのは、
同級生という特別な人間関係だからだと思いました。とても楽しい夜でした。
社会人になるとお酒を飲む機会がたくさんあります。
当然、気の合う仲間と楽しいお酒ばかりではなく、
自分が大将になって、周りにストレスを与えたり、先輩や上司に気を使って飲んだり、
接待だったり、愚痴をこぼし合ったり。
アルコール分だけじゃなく、ストレスも沢山含んだ苦いお酒を飲むことも多いと思います。
でも、昨日のお酒は、社会人になって初めて飲んだ、どこか懐かしい癒し系の味わいでした。
シェフ
超訳
〈 ニーチェの言葉 〉 より
友人と話そう
友人とたくさん話そう。いろんなことを話そう。それはたんなるお喋りではない。
自分の話したことは、自分が信じたいと思っている具体的な事柄なのだ。
腹を割って友人と話すことで、自分が何をどう考えているかがはっきりと見えてくる。
また、その人を自分の友人とすることは、自分がその友人の中に尊敬すべきもの、
人間としてなんらかの憧れを抱いているということだ。
それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、
人間が高まるうえでとてもたいせつなことだと言える。